2017年1月から3月にかけての3回の研修では、外部の講師の方にいらしていただき、自立について学びました。
1月の研修では、生活の自立の1つとして、身の回りのことを自分ですることの重要性を学びました。将来的には必要となる生活の自立のために、今から自分一人でできる家事を増やすといった準備をしていくことが大切だとわかりました。
2月の研修は、経済の自立がテーマでした。収入を衣・食・住および予備費、貯金に分けた上で計画的にお金を使うという金銭管理の基本を学びました。その中で、自分の給料だけで生活していくことの大変さを感じられたのと同時に、金銭管理の手法を身につけることの大切さがわかりました。
3月の研修では、精神の自立について学びました。まず、街中で見知らぬ人に話しかけられて結果的に高額な商品を買わされそうになる事例を、ビデオを見て学び、その対処法を考えました。そして、万一トラブルに巻き込まれたときに一番大切なのは、支援者など周りの人に相談する勇気だということを学びました。身近に潜むトラブルへの対処を学べる良い機会となりました。研修の後半には、通勤時などにおけるトラブルを避けるために注意すべきことを学びました。
自立というテーマは昨年9月の研修でも扱いましたが、今回はまた違った視点で学ぶことができました。特に、経済の自立と精神の自立は、今回初めて詳しく学べました。普段の生活ですぐに意識して役立てられる事柄も多いため、ぜひ今回の研修を活かしていきたいです。
(棚橋)